はじめに
私は喫煙者でした。
何度とか禁煙していましたが、誘惑に負ける事が多くありました。以前から、必要ないモノと分かっていても
禁煙を考えているあなたは、健康への第一歩を踏み出しました。タバコは体に多大な悪影響を与えるだけでなく、生活全体にもマイナスの影響を及ぼします。しかし、禁煙に成功すると、人生に多くのメリットが待っています。この記事では、禁煙を成功させるための方法、禁断症状の軽減策、そして卒煙によるメリットについて詳しく解説します。禁煙を目指すあなたの背中を押すために、この記事が役立つことを願っています。卒煙するために必要なこととは・・・
禁煙を成功させるための基本ステップ
禁煙の成功には、明確な計画と準備が必要です。以下のステップを参考にして、自分に合った禁煙方法を見つけましょう。
手元にあるタバコを全部捨てなければならない、とか、もってたら禁煙できない、などいろんな受け止め方がありますが、自分なりに禁煙のハードルを下げてしまうのが取りかかりやすいです。
例えば、どうしても吸いたいときに、吸えるように持ち歩けば、禁煙の第一歩も踏み出しやすいです。どうしても吸いたくなれば吸える安心感の中で、禁煙にチャレンジできます。いきなり辞めなくても減らすだけでも禁煙に近付きます。
周りの人に公言してしまうプレッシャーが嫌な方でしたら、公言せずコッソリ初めてしまえばいいんです。公言するメリットもありますが、自分がやりやすいのが一番です。
禁煙の目標を設定する
まず、禁煙の目的をはっきりさせましょう。「健康を取り戻したい」「家族ともっと長く過ごしたい」「お金を節約したい」「人より税金を多く払ってて馬鹿らしい」など、具体的な目標を掲げることで、禁煙を続けるモチベーションになります。より喫煙することについて掘り下げて考えてみることをオススメします。
タバコを吸いたくなったときの対策
禁煙中に感じる「どうしてもタバコが吸いたい」という瞬間は、短時間で過ぎ去ります。その間を乗り越えるための対策を用意しておきましょう。
- 深呼吸や瞑想: タバコを吸いたくなったら、まず深呼吸して気持ちを落ち着かせましょう。ゆっくり吸って吐くことで、ストレスが緩和されます。
- ガムや飴で気を紛らわせる: 口さみしさを感じたときは、ノンニコチンのガムや飴を噛むと効果的です。
- 水を飲む: タバコを吸いたくなった瞬間に、水を一杯ゆっくりと飲むことで、欲求を和らげられます。
私は、ガム一択です。噛むことで脳に刺激を与えます。口の寂しさなんかも吹っ飛びます。しかも味がなくなっても噛み続けてます。ガムを食べ過ぎると糖分も取ってしまいますので、味がなくても噛み続ければ問題ないです。深呼吸や水を飲むだけでは物足りません(笑)
禁断症状を軽減する方法
禁断症状(イライラ、集中力の低下、疲れやすさなど)は一時的なものですが、禁煙初期の最大のハードルです。以下の対策を試してみてください。
- 適度な運動をする: 軽い運動やストレッチは、ストレス発散に最適です。運動後に感じる爽快感が、禁断症状を和らげます。
- 十分な睡眠を取る: 禁煙初期は体が回復に向かっている時期です。十分な睡眠をとることで、心身のバランスが整います。
- 禁煙補助剤の利用: ニコチンパッチやガム、吸入剤などの禁煙補助剤を使用することで、禁断症状を軽減しながら、体内のニコチンを徐々に減らすことができます。
ニコチンを早く体から排出する方法
ニコチンを体から早く排出することで、禁断症状が和らぎ、禁煙をより快適に続けられます。以下は、そのために役立つ方法です。
水分を多く摂る
水分補給は体内のニコチンを排出する手助けをしてくれます。1日に2リットル以上の水を飲むことで、デトックスが進みます。
抗酸化作用のある食品を摂取する
ビタミンCを豊富に含む食材(柑橘類、ブロッコリー、パプリカなど)を積極的に摂りましょう。これらは体内のニコチン分解を助け、免疫力も向上させます。
汗をかいてデトックス
運動やサウナで汗をかくと、体内の毒素を排出できます。有酸素運動やストレッチを取り入れて、ニコチンの排出を促進しましょう。
緑茶やハーブティーを飲む
緑茶やハーブティーには利尿作用があり、体内のニコチンを排出する効果があります。特に、緑茶には抗酸化作用もあるため、禁煙中に積極的に飲むのが良いでしょう。
卒煙のメリットを知ろう
禁煙を続けることで、あなたの体や生活にたくさんの良い変化が現れます。これらのメリットを知ることで、禁煙へのモチベーションをさらに高めましょう。
健康が劇的に改善される
- 心肺機能の向上: 禁煙後、すぐに心臓や肺の機能が改善し始めます。呼吸が楽になり、疲れにくくなります。
- がんのリスクが減少: 特に肺がん、喉頭がん、口腔がんなどのリスクが劇的に減少します。禁煙を続けることで、健康寿命が延びるでしょう。
- 血圧の正常化: 喫煙によって引き起こされる高血圧も、禁煙によって徐々に改善され、心筋梗塞や脳卒中のリスクが減ります。
経済的な負担が減る
- タバコ代にかかるお金は大きな負担です。禁煙することで毎月数千円から数万円を節約でき、そのお金を趣味や旅行、家族との時間に使えます。
家族や周囲の健康も守れる
- 受動喫煙による家族や友人への影響も大きな問題です。禁煙することで、周囲の大切な人たちの健康も守ることができます。特に小さな子供がいる場合は、家族全体の健康にとって大きなメリットとなります。
外見や気分が改善される
- 禁煙によって血流が良くなり、肌のハリやツヤが改善されます。また、歯や指の黄ばみも徐々に取れ、外見が若返ります。さらに、禁煙によって集中力や気分が安定し、毎日の生活が楽しくなることを実感できるでしょう。
禁煙をサポートしてくれるリソース
禁煙を継続するためには、サポートが重要です。
- 家族や友人に協力をお願いする: 禁煙を始めたことを周りに伝え、応援してもらいましょう。応援の言葉や励ましが、禁煙の道のりで支えになります。
- 禁煙外来を利用する: 医師のサポートを受けて禁煙を進めることで、禁煙成功率が飛躍的に上がります。禁煙外来では、禁煙に伴う体調の変化に対応したアドバイスや治療が受けられます。
禁煙後の時間ごとの体の変化
20分後
- 血圧と脈拍が正常化: 喫煙によって高まった血圧と脈拍が、禁煙後すぐに正常値に戻り始めます。
- 手足の血流が改善: 血管が広がり、手足の血流が改善されていきます。
8時間後
- 血中酸素濃度の回復: 一酸化炭素の濃度が下がり、血液中の酸素濃度が正常に戻ります。これにより、酸素が体の隅々までしっかりと運ばれるようになります。
24時間後
- 心臓発作のリスクが低下: 禁煙後わずか1日で、心臓発作のリスクが低下し始めます。
- 一酸化炭素の排出が完了: 体内の一酸化炭素が完全に排出され、呼吸がより楽になります。
48時間後
- 味覚と嗅覚が回復: ニコチンによって鈍くなっていた味覚や嗅覚が回復し始め、食べ物の味や香りをより鮮明に感じることができるようになります。美味しいものが、さらに美味しく感じちゃうのは楽しみですね。
- ニコチンが体から完全に排出される: ニコチンが体内から完全に抜け、依存の物理的な側面が減少します。だいたい48時間〜72時間でニコチンが抜けていきますが、吸いたい衝動が何度か走ります。寝起きの一服、食後の一服など慣れた生活習慣が無意識に脳に吸いたい願望を呼び起こしてきますが、「吸いたい」のではく、「習慣」にもってかれている、ことに気がつくことが大事です。
72時間後
- 呼吸が楽になる: 気管支が広がり、呼吸がしやすくなります。また、肺の機能が改善し、運動時の息切れが減少します。
3日経つと、だいぶ気持ちが楽になりますが、吸いたくなる事があるので、もう一踏ん張りです。
1週間後〜2週間後
- 血液循環の改善: 血液の循環が良くなり、手足の冷えやしびれが軽減されます。これにより、全身に酸素や栄養が行き渡りやすくなります。
- 肺機能が向上: 肺の働きが改善され、深く呼吸をするのが容易になります。
21日継続すると習慣化されると言われますが、後、1週間でも朝の一本なくても平気になります。
吸いたくなったら、なぜ禁煙したか、再び禁煙しようと思ったら、禁断症状を耐え抜かなければなりません。私は自問します。「本当に吸いたいの?それともこれまでの習慣でなんとなく?」
だいたい後者です(笑)
10日すると、脳みそからタバコってワードがなくなってきます。タバコを持ち歩く必要もないので荷物が減ります。
1ヶ月後
- 咳や息切れの減少: 喫煙による気道の炎症が改善され、咳や痰が減り、呼吸がさらに楽になります。
- 肌のハリが戻る: 血行が良くなり、肌のターンオーバーが正常化し、顔色や肌の質が改善します。
3ヶ月後〜9ヶ月後
- 肺機能の大幅な回復: 肺の機能がさらに向上し、階段の上り下りや運動が楽になります。また、慢性的な咳や息切れがほとんど消えることが多いです。
- 免疫機能の改善: 体全体の免疫力が高まり、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。
1年後
- 心臓病のリスクが大幅に低下: 心筋梗塞や冠動脈疾患のリスクが禁煙前の半分に減少します。
5年後
- 脳卒中のリスクが正常化: 喫煙者に比べ、脳卒中のリスクが非喫煙者と同程度にまで低下します。
- 子宮頸がんや膀胱がんのリスクが減少: 特に女性において、子宮頸がんや膀胱がんのリスクが大幅に減少します。
10年後
- 肺がんのリスクが半減: 喫煙を続けていた場合に比べ、肺がんのリスクが約半分に減少します。また、口腔がんや喉頭がん、食道がんなど、他のがんのリスクも著しく低下します。
15年後
- 心臓病のリスクが非喫煙者と同程度に戻る: 喫煙が原因で増加していた心臓病のリスクが、禁煙によって完全に消失し、非喫煙者と同じレベルに戻ります。
実は、「何かのため」に禁煙するのはNG!
ここで一つ、大事なことをお伝えします。禁煙をするにあたり、「何かのため」にやめるのは、一見良い動機に思えるかもしれませんが、実は失敗の原因になることがあります。
例えば、「健康のために」「家族のために」「お金を節約したいから」といった理由で禁煙を始めた場合、健康が改善されたり、家族構成が変わったり、経済的に余裕ができると、「もう大丈夫だ」と思って、またタバコを吸ってしまうケースがあるのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?それは、「禁煙する本質をしっかりと理解する」ことです。禁煙の本質とは、タバコに依存する自分を解放し、本当に自分自身のために自由になることです。何か外的な要因のために禁煙するのではなく、あなた自身が自分の意思でタバコを必要としない生活を選ぶこと。それが、禁煙を成功させるための鍵です。
まとめ
禁煙は決して簡単な道ではありませんが、健康や経済的なメリット、そして生活全体の質を高めるための最良の選択です。タバコをやめることで得られる多くのメリットを思い出し、毎日少しずつ前進していきましょう。あなたの禁煙の旅が成功することを、心から応援しています!
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